整備概要
路線名
奈良県橿原市今井町
用途地域
重要伝統的建造物群保存地区
要請者
橿原市
整備延長
約2,300m
整備時期
H7〜15
整備方式
低圧共用柱を用いた地中化+軒下配線(個別地中化を併用)
整備の背景
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奈良県北部に位置し、室町時代の敷地割を伝える寺内町として全国的に著名である
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平成5年に「重要伝統的建造物保群保存地区」に選定され,自然、歴史・文化、景観を活かしたまちづくりを実施
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かつて環濠に囲まれていた範囲が保存地区で、そこに建つ家屋の過半数が伝統建造物であり、長く連なる軒先が統一感を醸し出している
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街なみ環境整備事業による地道風舗装や御影石の縁石側溝、下水道の整備等とあわせ地中化整備
建造物の特徴
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低圧共用柱(街路灯と併架)を用いたソフト地中化(一部軒下配線併用)
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変圧器は主に南北通りに配置し、面的に整備
【沿道特性】
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低層の家屋で、電力需要は低圧が主体
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支道は比較的少ない
費用負担方法等
費用負担
全額要請者にて負担(橿原市)
資産区分
第一支持点以降の配管・配線は電線管理者資産(既設家屋に限る)
協定等
協定等は定めていない
※
軒下・裏配線の事例紹介の中には、費用負担が自治体負担になっているものがありますが、現補助制度下では、国費の補助対象になる可能性もあります。
詳しくは、無電柱化相談窓口までお問い合わせ下さい。
合意形成の経緯
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地元と行政、電線管理者との協議会は特に開催されていない
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行政(今井町街並保存整備事務所)が主体となって説明会を行い、特に異論はなく合意に至る
設備形成
【配線上の工夫】
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低圧共用柱から家屋の軒に低圧引込線を配線し、軒下を利用して隣接家屋へ配線
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変圧器は主に南北通りに配置し、東西道路の無電柱化を実現
【電力の配線系統イメ−ジ】
※NTT、CATVについては、通常の地中化(1管1条方式)
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